「ROSE BLANCHE」  ROBERT INNOCENTI
2004.6.8

私は洋書の絵本が好きで時々買うのですが、 この絵本『ROSE BLANCHE』は私が持ってる中で、 特に印象に残っている絵本です。
ですのでこのNOTEのコーナーの記念すべき第一回は、 『ROSE BLANCHE』に関して書こうと思います。
ただし、洋書の絵本が好きだと言っても、 私の英語はほとんど中学生以下のレベルです。
きちんとお話をわかって読んだわけではなく、 絵と単語で判断して、こんなお話だろうな と想像して書いた文章です。
「そりゃ違うよ」って思っても、 あんまりめくじらたてないでお読み下さいね。

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このお話の舞台は第二次世界大戦のまっただ中のドイツ。
主人公のRoseは、素直に自分の国の ドイツの勝利を願う女の子でした。
ある日のこと。
Roseは男の子が、トラックに乗せられて どこかに連れて行かれるのを目撃します。
Roseは気になってこっそりと後をつけます。
そして、ユダヤ人たちの強制収容所に辿り着きました。
そこにはやせほそった大人や子供がたくさんいました。
ショックをうけたRoseは、家から食料を持ち出して、
収容所の人たちにあげました。
それから間もなく、Roseの住む街から、 人々は逃げ出しました。
みんな大きな荷物を車に積んで、 先をいそいで脱出していきました。
Roseは「あのひとたち」がどうなったのか気になり、 もう一度収容所に向かいました。
そこは荒れ果てた土地となっていました。
Roseは一輪の花を捧げました。
その時、兵士が銃でRoseを…。

それから時が経ちました。
相変わらず人々は戦争をしています。
違う国で、違う人たちが戦っています。
Roseのママは、自分の小さな娘を待ち続けています。
Roseが花を捧げたあの土地には、春がやって来ました。

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かなり重いお話です。
子供のためというよりは、大人に読んで欲しい絵本だという印象でした。
私はこの絵本の絵に惹かれました。
押さえ目の色で克明に描かれた戦時下の人々。
ダークな色彩の中で、Roseの鮮やかなピンク色のリボンが輝きます。
何も知らない頃のローズは、生き生きとした子供らしい表情をしています。
強制収容所の存在を知ってからのローズは、いつも怯えたような表情をする子供に変わってしまいます。
ダークな部分と輝かしい部分と、コントラストがはっきりとしています。
クライマックス 、打ち捨てられた収容所でRoseが兵士に撃たれるシーンと、 ラストの見開きの、春の収容所跡地の華やかな春のシーンの対比が、なんとも印象的でした。
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